知っておきたい、夏のお弁当で注意したいこと
2022/06/27
2022/06/27
暑い季節のお弁当、悩みますよね。
傷みやすい時期のお弁当は、出来ることなら作りたくないけどそうもいかない。
という方に、これだけは覚えておいて欲しい「夏のお弁当の注意点」のお話。
まずは、お弁当に入れる方が多いであろう「卵」について。
冬のお弁当では問題ない卵(とはいえ暖房の効いた部屋では注意)ですが、
卵の調理法によっては夏の屋外で数時間置くのは本当に危険なんです。
しっかり焼いたはずの卵焼きも、ものの3時間で傷み始めると言われています。
3時間て!朝7時に作ったら10時までには食べなあかんやん!
2時間目頃に早弁しなさい言うとかなあかんな。(違う)
目玉焼きを入れる方も多いかと思いますが、両面焼きくらいにした方が安心です。
半熟の目玉焼きは美味しいけど、夏のお弁当に入れるのは言語道断。
30度を超える夏の常温ではあっという間に傷みますのでお気を付けください。
さらに言うと、スパニッシュオムレツのようにじゃがいもや水分を多く含んだ具を入れた卵料理も
この時期には注意が必要です。
じゃがいものようにでんぷん質を多く含んだものは菌の栄養となる、つまり菌の大好物なので、
30〜37度になるとあっという間に菌が繁殖します。
まさに夏の外気温。なので暑い日はとっても危険なんですね。
でんぷん質が多く含まれている上に水分の多い肉じゃがなども同様です。
卵焼きを入れる時は酢を入れたり(小さじ1くらいなら味にほぼ変化はありません)カレーなどのスパイスを入れたりした上で保冷剤をしっかりのせた方が良いと思います。
ちなみに「ご飯を炊く時にお酢小さじ1ほど入れて炊くと夏のお弁当には良い」ということを聞いたことがありますが、
菌の専門家の先生が言うにはこれくらいの量で炊いたご飯にはあまり効果はないようです。
ただ、それとは別で酢を入れて炊くとご飯に艶が出てふっくらするのでおすすめ!(味はほぼしません)
「知っておきたい夏のお弁当事情」
【保冷剤はお弁当箱の上に乗せる】
→冷たい空気は重く下に流れるため、下や側面に置くと当てた部分しか冷えない
【冷凍ゼリーはすぐ溶けるので保冷剤代わりにはしない】
→ひと口ゼリーを凍らせて保冷剤代わりにしている方がいますが、1〜2個だけだと案外すぐ溶けてしまうので保冷剤の代わりにはなりません。保冷剤の補助くらいの気持ちで。
【冷凍ゼリーはすぐ溶けるので保冷剤代わりにはしない】
→ひと口ゼリーを凍らせて保冷剤代わりにしている方がいますが、1〜2個だけだと案外すぐ溶けてしまうので保冷剤の代わりにはなりません。保冷剤の補助くらいの気持ちで。
【ミニトマトのヘタは取る】
→彩りが良くても必ず取って下さい!ヘタは雑菌の溜まり場です。
【ミニトマトは切ったりピックを刺さない】
→水分が出て傷みの原因になるため
【生野菜はなるべく入れない、入れる場合はおかずやご飯と接触させない】
→おかずの塩分で生野菜から水分がどんどん出て傷みの原因になるため、入れる場合はなるべく接触させないようにワックスペーパーやバランを挟んだり、おかずは個々にカップに入れましょう。
【ブロッコリーは水分をよく切る】
→ブロッコリーにはくぼみが多数あり水気が溜まりやすいため、しっかり水分を切りましょう。
調理法によってどうしても水気が多いと感じる場合は、かつお節やすりごまを和えて水分を吸わせましょう。
【自家製冷凍食品は冷凍したまま入れずにしっかり解凍してから(市販の自然解凍ならOK)】
→自然解凍するとゆっくり解凍される過程で菌が繁殖しやすくなるため、また、自然解凍されると水分が出て傷みやすくなるため、自家製の冷凍食品の自然解凍はNGです。(市販のものは大丈夫なように加工されています)
【揚げ物は傷みにくい】
→中までしっかり火が通っていて、衣で水分をブロックしているため比較的傷みにくいです。(ただしコロッケなどじゃがいもを使うと傷みやすくなります)
ちなみに、傷みにくい順番としては
揚げ物→焼く→茹でもの→炒め物
です。
他には
◎ご飯に汁物をかけない(食べる直前にかける)
◎わっぱ弁当箱は通気性がいいので中に蒸気がこもりにくい
◎要冷蔵のもの(練り物やハムなど)は必ず加熱しましょう
などなど。
参考になれば嬉しいです。
などなど。
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