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長男のこと

2022/10/28
2022/10/28

 

約一年半前、長男が高三だった時の話です。

 

この話に対して、以前たくさんの方からDMをいただきました。

今でもチラホラ送られて来ます。

文字にしてしまうと冷たく思われてしまうとは思うけれど、アドバイスを求めてこのことを書いた訳ではないので、

どうぞ見守って頂ければ幸いです。

色んなことがあって、色んなことを試して、長男なりに頑張って、私なりに頑張って今があります。

 

 

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ここ数年、長男のことで悩んでいました。

今年に入って、本格的に受験生となってからは特に。

 

長男(高3)は寡黙で、目立つのが苦手な真面目タイプ。

前からインスタでも何度か、長男の寝起きが本当に悪いという話を書いたことがあったんだけど、

2年生になった頃から寝起きの悪さは加速し、

さらに最近では学校でも毎日のように授業中に寝ては廊下に立たされ、

やる気がないなら帰れと早退させられた事も一度ではなく、

私も何度か学校に呼び出されては頭を下げて来ました。

 

最初に書いたように、長男はとても寡黙で

いつも言い訳をせずにただただ静かに謝り、反省文を書き

 

寝たいわけじゃない、

目立ちたいわけでもない、

真面目に授業を受けたい、

けれど、どれだけ寝ても寝ても自分の意思に反してまた寝てしまう。

 

そんな日々が続くと、さすがにもう何もかもどうでもいいような、

大学受験も何もかも諦め始めているようにも見えて。

 

本人は決してだらけて寝てるわけではないのは私も分かってはいるけど、

結局は本人が頑張るしかないんだろうとただただ見守ることしか出来ない。

 

だけど、やっぱり夜どれだけ早く寝ようが朝起きられない、

寝すぎなくらい寝たにも関わらず学校でも寝てしまう、

休み時間のたびにブラックブラックガムを食べたり、午後寝ないようにお昼を抜いたり、

本人なりに出来る限りのことはして来たようだけど改善されず、

それは少し異常とも思えるほどでした。

 

もしかしてと思い、昨日病院へ連れて行ってきました。

どうしてもどうしても、何かもっと根本的な原因がある気がして。

 

長男を連れて睡眠障害専門の病院へ行き、QEEGという脳波検査をしてもらった結果、

案の定、中枢神経系の機能障害による特発性過眠症(睡眠障害)であることが判明。

脳の一部にそれが色濃くハッキリと現れていました。

 

学校へ出す診断書をもらい、今後はTMS治療という脳内の治療を大学入学までに改善出来るよう頑張って行くことに。

 

ずっと自分を責めていた長男が

自分が悪いわけではなかったこと、

治療すれば治る病気であること、

それがわかってとてもスッキリしたようで、

帰り道はとてもとても晴れやかな顔になっていたことが何より嬉しかった。

 

先生に、

「今まで辛かったね、頑張って治そうね」

と言われて力強く頷いた長男を見て、

「お母さん、よく気付いて連れて来てくれましたね」

と言われて、

不覚にも泣いてしまいました。

 

もっと早く気付いてあげていれば良かったな。

 

病名が付いたというのに、良かったね、良かったねと言いながら帰った昨日。

いつもは嫌がる写真も撮らせてくれるという奇跡。

 

 

 

久しぶりに載せましたが、大きくなりました。

怒られたら消しますww

 

ただの怠け者と思われ、

先生に何度も怒鳴られ、

廊下に立たされて恥ずかしい思いを何度もして、

自分の意思ではどうにも出来ないことに苦しみ、本当に辛かったと思う。

 

先日の三者面談では、受験でピリピリしているクラスの中で迷惑な存在、みたいな事を言われ(まぁ確かにそうなんだけど)

本人も、みんなに迷惑を掛けていることを申し訳なく思い、

先生に何度も謝る私に対してごめんなさいを繰り返すこの状況から、どうしたらこの子を救ってあげられるのかをずっと考えてた。

だから、自分を責める理由がなくなったであろうことは親としてもとても嬉しく、

明日からはもっと温かい気持ちで見守れそうな気がします。

 

もしかしたら、気付かないだけで同じような子もいるかもしれません。

きっと治る病気なので、もし疑いが少しでもあれば勇気を持って検査だけでもして損は無いなと思うし、

こういう病気もあることを知ってほしくて。

 

本当に、私たちは昨日色んなことから救われた気分でした。