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骨折をした理由と、恐るべしアドレナリン

2023/01/11
2023/01/11

 

5年前、肋骨を6本骨折しまして。

その時の話です。

虫が出てくるので、お食事中の方はご注意くださいw

 

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あれはそう、東京でのこと。(虚ろな目)

東京でテレビの収録があるため前乗りしたのですが

外でご飯を食べるのももう面倒だったので、

ホテルにチェックインして(ちなみに比較的新しくて綺麗なホテルです)

部屋着に着替えてくつろぎまくりながら

買ってきたお弁当をテレビの台の横で食べていたその時、

何かが動いたのが私の視界に入りまして。

 

え?

 

とその動いた方の床をふと見ると、ゆっくりとこちらに向かって動く

ピーーーーーー(カブトムシに似たあの生物、G

が。(以下ピーーーーーーとします)

 

(ひーーーーーーー!!!!!)声にならない

 

咄嗟に部屋の隅に逃げた時、どこからともなく現れたピーーーーーー2号。

 

(!!!!!!!!!!!!!!!!!)白目

 

慌てて部屋の隅にあった椅子に飛び乗ったものの、

目の前で自由に動くピーーーーーー12号を前にパニックになり

バランスを崩して椅子が倒れ、一瞬宙に浮いた私は

倒れた椅子の上に胸から落下。(ひーーーーww

 

胸だけでなく全身を強打したため激痛で動けず、力も入らず落ちた状態のままもがき苦しむ。

目の前に奴らが迫って来たとしても、もうどうすることも出来ない。

 

来るなよ来るなよ(ダチョウ倶楽部)

 

そう祈りながら、とにかくこの部屋から出たいという一心で命からがら這い上がり、

ベッドサイドの電話でフロントに

ピーーーーーーが出たので部屋を替えて下さいいいいい!」

と言うも、痛さのあまり声がほぼ出ていない。

声をふりしぼって何とか伝える。

 

部屋にホテルの方が来たので、最後の力を振り絞って荷物をまとめ、

ホテルの方に手伝ってもらって別の部屋にゆっくりゆっくり移動。

 

もう痛いどころか息も上手く出来なくなって来ている。

やばい。

これは、

やっちまったな(クールポコ)

 

ホテル近くの夜間救急を調べて電話をし、

受け入れ可能となったのでホテルにタクシーを呼んでもらい夜間救急へ。

 

藍沢先生、どうか藍沢先生でお願いします!!!!!!(コードブルーの山P

 

診察をしてCTを撮り、先生が驚いた顔で告げた

「右前の肋骨全て、6本骨折してますね。

折れた骨が肺に刺さって出血も見られます。

水もたまってています。

非常に危険なのでしばらく入院して下さいね」

と。

 

いやいやいや、ここは東京でっせ、と。

あては大阪のもんですねんと。(ベタベタか)

 

とにかく1人でどうしたらいいかわからず、編集の池田さんに連絡すると

すぐに会社からタクシーでかけつけて下さいました

 

めっちゃ薄暗い病院の、まして東京で1人きりの心細い状況だったので

池田さんの存在がどれほど心強かったか。

 

でも、明日は撮影。

入院してる場合ではない。

是が非でも行かなければ。

 

肺に穴が空いてても、番組に穴を開けたくありません!(うまいこと言うたな)

入院してる場合ではないんです!

と池田さんに訴えるも、こんな状態で撮影させるわけにはいかない!と断固反対され。

先生から池田さんに説明があり、それを受けて池田さんからも再度強く説得され、

泣く泣く入院することに。

 

そう、私は東京で骨折したのです。

トウキョウで。

TOKYOで。(もうわかったわ)

 

なぜこんなことに!?と病院からも池田さんにも聞かれた時、

こんなしょーもない理由を言うのめっちゃためらったわ。

 

その後ホテルの方が病院に荷物を持って来て下さって(宿泊費も返金)

ほどなくして編集長も家からタクシーを飛ばしてかけつけて下さいました。

 

こんなお見苦しい顔をお見せせねばならないなんて(なぜか鼻も擦りむいてめっちゃ腫れていた)

 

翌日、夫が会社を休んで始発の新幹線で東京に来てくれて、

姉も仕事を休んで横浜から来てくれて(めっちゃおおごとに

 

夫が先生からの説明で一週間入院、と言われたのを

入院するなら子供たちのいる大阪でー!

とお願いして、紹介状を書いて頂き無事退院。

 

そしてその後私は、池田さんの反対を押し切って撮影に行ったのです。

 

撮影どころではない、撮影なんて絶対ダメ!!

と繰り返し言われたのに、

私が是が非でもやると聞かず、らちがあかなかったから。

 

もう完全な私のわがままだったし、何があっても自己責任。

テレビ局の方にもただ「怪我をしている」という事だけ伝えてもらい、骨折の事は内緒でした。

 

私のわがままを泣く泣く受け入れて下さったうえに、

撮影中も、帰るまでの間も、ずっと付き添って全力でサポートして下さった池田さんには

足を向けて寝ることは出来ません。

 

病院の先生には、大阪の病院に入院するから退院させて欲しいと、無理やり退院許可をもらったのに

まさかその後仕事するなど思ってもみなかったことでしょう。

 

まともに歩くことも出来ないヨタヨタな私を、池田さん、夫、姉が

スタジオまで連れて行ってくれました。

 

私は薬のアレルギーがあり鎮痛剤を服用することが出来ないので、

痛みを和らげることが出来ないまま

胸にコルセットをグルグルに巻きまくって撮影に挑みました。

 

もしも何かあったら容認した扶桑社さんが責められてしまう。

だから絶対に顔に出したり何かある訳にはいかなかった。

 

さぁ、そんな撮影です。

 

 

アドレナリンすごっww

 

アドレナリン放出で何とか動けてるし笑顔にもなれてます。

 

そして茂手木シェフは、私が怪我をしていると知り、(骨折とは知りません)

私が本来やるはずだった包丁で切る、お皿を持つ、からの、レンジ扉の開け閉めまで、

全て自然にやって下さったのです。

 

 

重いものが持てないので、口だけで説明する私に対して、

料理教室の生徒に扮して全てをやって下さいました。

 

 

楽しそう~!

 

本当ーーーーにいい人。

感謝しかない。

 

ちなみに、この前夜がこれ。

 

 

落差www

 

申し訳ないのと恥ずかしいのとでメソメソと泣き笑いしてます。(笑うな)

 

扶桑社のめっちゃ偉い人、こばへんも撮影場所に駆けつけて来て下さり、

撮影開始が遅れた事に対してディレクターさんに頭を下げて下さっていました。

 

本当に色んな人に嘘迷惑をかけました。

Gのせいで!(お前のせいや)

 

あれからしばらくはお仕事関係の方に会うと、噂で聞いたらしく

「肋骨6本骨折された方ですよね」

とよく聞かれました。(どんな人やねん)

 

そして来週、私はまたお仕事で前乗りします。

ホテルの方には、出来るだけ高層階が良いのですがとお願いしましたが、どうなる事か。

 

前乗りはちょっとしたトラウマやわ。

 

あの時たくさんの方にご迷惑をおかけしてしまったけど、

撮影を諦めていたらテレビ局はもちろん、茂手木シェフにもご迷惑をお掛けしただろうし、

何より扶桑社さんの顔に泥を塗ることになり、きっと後悔していたと思うので

無謀だったけどやらせてもらえて良かったと思っています。

 

ちなみに、病院の待合室で痛みに耐えながらずっと考えていたのは、

どうにかして時間を巻き戻す方法はないものか

ということでした。(本気でwww

 

もうホテル泊まるん怖い(T-T)

TOKYO怖い(東京関係ない)

まぁそんな大騒ぎな東京での出来事でした。