長男のこと(その後)
以前、長男の病気(特発性過眠症)がわかるまでの話、わかってからの気持ちなどを書きました。
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その後の長男のことを日記として書き記しておきたいと思います。
これを書いたのは2023年の春です。
今はまた状況が違いますので、またそれについては続編で書きます。
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2023年4月。
今日から長男の大学が始まりました。
本来なら大学2年生になるはずですが、
結論からいうと留年しまして、もう一度1年をやり直します。
以前ブログでお話しましたが、特発性過眠症であることがわかってから治療をしながら受験勉強も頑張り、無事大学に合格して高校を卒業する事が出来ました。
高校でも留年を覚悟していたけれど、治療のお陰と本人の努力でなんとか卒業は出来ました。
この時のブログの反響がすごくて、たくさんの方からDMなどを頂き、
同じような症状に悩むお子さんを持つお母さんからアドバイスを求められたり、
はたまた「料理によって治りますよ」などというなんの責任も根拠もないアドバイスをされたりもしました。
アドバイスを求めて書いたわけではなく、ただ聞いてもらって吐き出したかっただけなので悪しからず…
でも、ブログに書いたことで「長男くんも良くなったんだからうちの子もきっと…」と、
同じ症状のお子さんを持つ親御さんで希望を持ったであろう方が少なからずいらっしゃったので、
そういう方に対しては見本となれず申し訳ないと思います。
私もショックではなかったと言えば嘘になりますが、今までの辛さを思えばそんなに大した事ではないと思っているのも事実。
長い人生の中のたった1年。
それがどうした、くらいの気持ちです。
一番申し訳ないと思っているのは本人なのだから。
必須科目が1、2限目に集中していたために欠席しがちだったこと、それでだんだんとついて行けなくなったことが原因だったようなので、
それならばついて行けなかったところをもう一度やり直せるチャンスと思えばいいと私は思っているし、
申し訳ないと思っている長男にももう少しポジティブに考えて欲しいと思っています。
いきなり「卒業できるまで頑張れ!」と言うと、振り出しに戻った彼には気が遠い話。
卒業することを目指すのではなく、とりあえず春学期だけ頑張ってみよう。
春学期が終わった時点でやっぱり無理だと思ったらまたその時に考えよう。
そんな話をしました。
こんな話をわざわざ書くこともないかなとは思ったんだけど、
本人が良いのであれば隠したり恥ずべき事ではないと私は思っているし、
誰に迷惑かけてる訳でもないんだし、
いずれ「あれ?長男さんもう卒業ですよね?」って言われることもあるかもだし笑、
何より長男のことを心配して下さっている皆さんや、長男と同じ病気のお子さんをお持ちでその後を気にされている方もいらっしゃるので、
後日談として。
ちなみに、高校の時の治療前に比べると全然良くはなっているのです。
ただ、そんなにすぐに、はい良くなりましたなんて事はないとわかっているので、長い長い目で見て行こうと。
先月、これからの事を話し合うために大学に呼び出されて2人で行った帰り道、桜が満開でとっても綺麗で。
呑気に写真を撮りながら眺めていたら、長男がぼんやり桜を見ていて何て声を掛けたらいいかわからなかったけど、なんとなく
元気で優しい子に育ってくれただけで十分じゃないか
と、そんな事を心底思いながら
またまた呑気に2人でマックを食べて帰りました。笑
本当に、長い人生のたった1年がなんだって言うのさ。
社会に出たら、そんな事は本当に些細なことで、もっともっと色んなことがあるんだからさ。
みんな紆余曲折の人生を悩みながら生きてるわけで。
そんな今日は、もう一度長男がやり直す最初の一歩の日。
なんとか頑張って時間通りに大学へ行きました。
ちゃんと起きられるかめっちゃドキドキした~
とりあえず今日は、どうか明るい顔で帰って来て欲しい。
ただそれだけを願うばかりです。